Hello!ケイです!
今日は保険の中でも多くの人に関係があり勧誘を受ける事も多い『人的保険』について
その種類や特徴といった事を解説していきます。
前提として何を目的で保険に加入するかで加入するべき保険は変わります。
その為に保険にはどんな種類がありどんな時に保険金が請求出来るのかを知っておかないと余計な保険に加入してしまうかもしれません。
それを避けるために私は人的保険を更に3つに分けることで目的や必要性に応じて加入するべきだと考えます。
その3つが『死亡時の保険・生きている間の保険・指定年の保険』です。
仮に両親や上司・保険会社の人に保険を勧められているならば
その保険はどれに分類されて、今の自分に必要あるのかを考えなければなりません。
保険と言われて思い浮かぶ生命保険や入院保険といった事を解説していきますので参考にしていただければと思います。
死亡時の保険・生きている間の保険・指定年の保険
それぞれの特徴と種類を私なりに分類すると以下のように分ける事ができます。
死亡時の保険 | 死亡した時に残された家族が生活に困らないようにお金を残す保険
『終身保険 定期保険 養老保険』 |
---|---|
生きている間の保険 | 自分が生きている間に発生する事象に対してかかる治療費や働けなくなり収入が減少した場合に賄う保険
『医療保険 がん保険 就業不能保険 特定疾病保険 介護保険』 |
指定年の保険 | 指定年齢まで生存していると満期保険金として掛金より増えて受け取る事が出来る貯蓄型保険
『学習保険 個人年金保険』 |
保険会社によって異なる商品名を用いる為パンフレットなどに使われている保険名と異なりますが一般的に用いる保険は上記のものになります。
掛金は性別の違いや年齢で異なりますが基本的には
保険の該当事象が起きた時に受け取れる保険金額が多くなるほど掛金は高くなります。
より細かく見ていきましょう。
死亡時の保険
生命保険ときいて思い浮かぶ保険かと思います。
特約などで余命宣告された場合は死亡前でも請求可能ですが基本的には自分が受け取る事はなく、残された家族が受け取ります。
自分が稼ぎ頭である場合に死亡してしまった時、世帯収入は一気に減ります。
子供もいてこれから夫婦で子供の養育費を稼いでいかないと行けないのに1人分の収入が減ってしまうと残された家族は減った稼ぎの分をカバーする為に更に働く。もしくは生活水準を落として支出を減らすかになります。
どちらにせよ、配偶者や子供の負担が大きく増してしまいます。
そうならないように稼ぎ頭がいなくなった場合でも生活が苦しくならないように加入するのが死亡時の保険です。
死亡時の保険には・終身保険 ・定期保険 ・養老保険がありそれぞれの特徴としては
死亡保険は自分が死亡した時に家族が困らないようにするので少なすぎては意味がないですし、多すぎては掛金が高くなるため保険代の無駄です。
私がよく聞かれる事に「貯蓄性がある保険の方が掛金の無駄にならないからお得ですか?」とありますが、
私の見解としては「貯蓄したいなら預金のほうがいい」「増やしたいなら投資がいい」が答えです。
終身保険や養老保険みたいに貯蓄性があるものは掛金が掛捨て型よりも非常に高くなります。
しかも、低金利のせいで掛金と同額の金額を受取れるのは長い年数掛け続ける必要があり、早期で解約すると掛金累計より解約返戻金は少ない為元本割れとなります。
それなら掛金分を預金なり投資しておいた方が使い勝手も良いですし、リターンも期待できます。
死亡時に家族にお金を残す目的で加入するのですからその目的を達成できる為の掛金で充分かと思います。
生きている間の保険
こちらは自分の身に不幸がありその支出を保障する保険です。
病気やケガの治療費や入院や長期療養の為働けなくなってしまうと収入が減ってします。
収入低下や治療費の支払いで生活が困窮してしまう事を防ぐために加入する保険です。
生きている間の保険は・医療保険・がん保険・・就業不能保険 ・特定疾病保険 ・介護保険などがあります。
解約返戻金がある場合もあるが治療や収入低下を目的とするため掛捨てのタイプが多いです。
生きている間の保険は自分に不幸があった時に自分が受け取る保険です。
現在会社勤めや自営業の人は国民健康保険や社会保険に加入している人が殆どかと思います。
病気やケガで働けなくなった場合「傷病手当金」や「障害年金」の支給があります。
70歳未満の限度額は以下の通りです
標準報酬月額 | 年収 |
限度額
|
---|---|---|
83万以上 | 1160万以上 |
252,600円+(医療費-842,000円)×1%
|
53~79万 | 770~1160万 |
167,400円+(医療費-558,000円)×1%
|
28~50万 | 370~770万 |
80,100円+(医療費-267,000円)×1%
|
26万 | 370万未満 |
57,600円
|
住民税非課税 | 住民税非課税 |
35,400円
|
年収によって異なりますが、年収770万以下の人は1か月10万円程しか治療費は掛からず、限度額をこえた場合は後日超過分が返ってきます。
もちろん保険に入っていた場合は治療時にお金が請求できますが、保険は生活に困窮してしまう事象に対しての備えです。
社会保険制度で賄える部分も加味した上で必要な保険を選択しましょう。
指定年の保険
このタイプの保険は前述の2つとは異なり、指定された年齢まで生存していた場合にこれまで払っていた掛金に利息が付与されて受取る事ができます。
なので、基本的に掛金より増えて返ってくる貯蓄型の保険です。
仮に指定年齢前に死亡した場合は掛金と同額なり年数によって増えたりして家族の人が代わりに受け取るため、途中で死亡した場合は掛金が一切返ってこない訳ではないです。
貯蓄型保険の為指定年数まで掛金を払い続ければ増える事が殆どです。
ただしこれも低金利により利回りは減少しています。
「普通預金では全く増えないけど投資のように元本割れの可能性が少しでもあるならば嫌だ」(リスク許容度が0の人)は貯蓄目的で加入する人が多いです。
私自身は「貯蓄は貯蓄・保険は保険・投資は投資」と考えている為、お金は最大のパフォーマンスが発揮できる場所に置いてあげる事を意識しています。
ただし、人によってリスク許容度や考えは異なる為正解はないですが『自分がなんのために保険に加入するか』『加入することでその目的や不安は取り除けるのか』ここを意識して考えるべきだと思います。
以上が人的保険についての解説でした!
「必要な保険」は人それぞれですが目的から外れているならばそれはよく考えなければなりません!
もしかしたら社会保障でカバーできるのかもしれなしですし、知っているかどうかで損得は変わります。
昨日の自分より少しでも賢くなろう!ではまた!
死亡時の保険・生きている間の保険・指定年の保険に分類して考える
保険はその事象が起きて生活が困窮するのを防ぐ為の予防線
社会保険制度で賄える事象もある
最終的に必要かどうかは自分次第