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CFP試験合格へ!リスクと保険課目は読取力を高めよう!

CFP試験対策と赤文字で書き込み

こんにちはケイです!
CFPに一発合格する為の試験解説という事で『リスクと保険課目』についてポイントや学習概要を解説していきたいと思います。

この課目は計算等や知識問題もありますが私の体験では他課目に比べると読解力が必要な課目だと感じました。
解説していきますのでこれからこの課目を受験予定の人は是非読んで見て下さい!

課目の概要

こちらは保険の事を中心に学習する項目となっており商品の知識や税務関係といった事が出題されます。
私が受けた時の自己採点は41点と比較的得意課目でありました。
業務で保険を扱っている人は聞きなれた言葉や業務で使う税務知識が出てくる為比較的に学習しやすいと思います。
CFP試験対策には過去問を何度も解く事が合格の鍵です

ケイ
ケイ
私が使った教材で一番お世話になったのがこちらの問題集です

計算や知識問題もありますがケース問題による読取式の問題が多いので読解力が必要

試験の項目には大きく分けて生命保険関連損害保険関連で出題されます。
それぞれ保険項目は異なりますが試験においては出題から保険金の算定といった読取が必要な事はどちらも同じですがそれぞれのポイントを項目ごとに解説致します。

ケイ
ケイ
CFP試験は書店に参考書があまり置いてないので探すのが大変です。通信講座を使わず独学で学習する人はFP協会発行の参考書が手に入りやすい事と問題集と合わせて学習しやすいと思います。
ケイ
ケイ
試験前の最終確認で必須な過去問集はFP協会のHPで購入できますがLEC東京リーガルで購入する方が安いので参考に載せておきます
CFP資格審査試験問題集シリーズ

生命保険

法律関係

保険業法や保険法といった法律関係の知識の出題されます。
出題が多いものとしてクーリングオフ制度少額短期保険業制度は押えておきましょう。
クーリングオフの仕組みや要件の確認と通常の保険制度と少額短期保険制度で何が異なるかは理解が必要です。

生命保険の商品知識

商品知識ではどういった場合に保険の対象になるのか保険が支払われないパターンはどんな時かなど基礎的な知識が問われます。
また特約部分も出題される事もあるので特約で支払われるケースも覚えておきましょう
試験で出題される事が多い生命保険としては
死亡保険
医療保険
がん保険
介護保険

が多く出題されるためそれぞれ商品特徴は覚えておきましょう

約款・保険証券の読取

保険約款や保険証券が問題文として出題され選択肢から不適切・適切なものを選ぶといった問題が毎回出題されます。
約款と選択肢を見比べて答えを選ぶ為正確かつ素早い読取が必要であるため読解力が重要な項目です。
保険証券の読解ではA社とB社の保険証券が問題として出され各事象に対してA社とB社ではいくら保険金が下りるかを証券から算出するといった問題が出題されます。

この項目は毎回3.4問程度出題されるため素早く読み解く事が出来れば得点源に出来る項目です

保険税務

税務に関して問われる内容としては

一時所得
雑所得
医療費控除
生命保険料控除
名義変更や契約の相続・贈与について

税務に関してはタックスプランニングの課目と共通する所もあります。
私の個人的意見としてはタックスから学習するとこういった税務問題の知識がすんなり頭に入る為覚えやすかったです。

税務の項目では計算が必要となる問題が多いですがパターン化されているケースが多いです。

雑所得については死亡保障による年金式受取の雑所得と個人年金保険による雑所得計算の2パターン

死亡保障による年金式受取の雑所得計算においては計算式が用意されている為数字を当てはめていけば解答できる為過去問中心に何度も解く事で対策しました

一時所得については一時所得を求める際に相続税や贈与税になるケースや非課税のケースが問題に組み込まれているのでそこを正しく判断する必要があります。

法人の保険

保険解約や満期時において正しい経理処理を選ぶ問題と死亡退職金や財務諸表から必要保険金を計算する問題が出題されます。
死亡退職金や必要保険金の計算は問題分のどの数字を当てはめるか死亡退職金において考慮(プラスする)するのはいくらかといった点を問題文からの読み取る為こちらも読解力が必要です

必要な数字や考慮する項目はパターン化されており問題も3問程度毎回出題される為何度も解く事で素早く計算はできるようになります

相続対策のケース問題

死亡保険金の非課税枠を活用して課税対象を導く問題と代償相続における税務問題の出題があります。
この項目は相続・事業承継の課目と共通する分野になっています。
代償相続においては贈与になる場合の契約形態をキチンと理解しましょう。

損害保険関連

損害保険に関しても項目としては生命保険と似ている項目が出題されます。

法律関係

保険法に関係した保護機構による契約保護の内容やクーリングオフの問題が出題されるので生命保険の法律関係と同時に対策しましょう

ケース問題による保険金計算

こちらも保険約款と証券から請求できる金額を読解していく為問題文と免責事項を読取していく事で正しい答えを導き出します。
損害保険の保険金計算は免責期間や免責事項を絡めた出題が多いため問題のケースでは免責となる部分はどこなのかを読み取る事が重要だと感じました。

商品知識

損害保険でも商品知識を問う問題が出題され
火災・地震保険
自動車保険
傷害保険
所得補償保険
個人・事業向け賠償責任保険
労災保険

あたりの知識とケース問題が出題されるためしっかり学習して押えておきましょう

税務・経理関係

税務に関しても保険受取時の課税関係や払い込みにおける経理処理がよく出題されます。
地震保険料控除は旧型と新型の地震保険では控除額が異なる為問われている問題が新旧どちらかを理解する事が必要です。

勉強していく中で感じた事

私自身は試験課目の中では得意と感じる課目でした。
理由としては業務で保険を扱う事もあるため言葉や制度がイメージしやすい事と計算問題も式は問題文に乗っている場合が多いので式そのものを覚える必要はなかった事です。

一時所得の計算や個人年金の雑所得計算など式を覚えなければ解けない問題もあります

学習した中で約款保険証券保険金計算
この3つは問題文と選択肢を照らし合わせて正しく読み取る事が出来れば解答できるため知識よりも読解力が重要と感じました

読解が素早く正確に出来れば他の問題に時間を有効に使える為パターン化している問題は過去問で繰り返し解く事で読解力はあがるため最初は時間が掛かっても正確に読む事を意識して見て下さい

計算問題も毎回同じ形式の問題であるため何度も解いてパターンを覚えてしまえば後は試験問題から数字を当てはめていく事で答えが出せるので問題文を見て解答までの流れがイメージ出来るようになるまで繰り返しチャレンジしてください。

実際の試験では読解がスムーズに出来た事で計算問題などに時間をじっくり使えた事が高得点に繋がったと思います。
読取に時間を使い過ぎて最後まで解く事が出来なかったという声も他の受験者にはいた為やはり読解をどれだけ正確に素早く出来るかがポイントだと感じました。

以上がリスクと保険についてでした!
試験勉強する上で参考になる部分があればぜひ勉強に活かしてください!
CFP試験に関しての私の勉強方法は以下の記事でまとめてありますのでそちらも参考にしてみてください!